第32回IFKS定期演奏会予告
~アンサンブルで楽しむクーラウのソナチネ~ |
● 第32回IFKS定期演奏会
10/25(木) こうとうティアラ小ホール 夜(時間未定)
演奏会テーマ:
「ピアノ・ソナチネとやさしいソナタ曲集」第V巻出版記念公演
~アンサンブルで楽しむクーラウのソナチネ~
のコンサートを準備中です。
出演:
鷲宮美幸(ピアノ)
垂野鮎子(ピアノ)
柴田菊子(ピアノ)
米山典子(フルート)
小野宏子(フルート)
野原千代(フルート)
ピアノソナタ集I〜IV巻に続く、現在編纂中の第V巻には以下の19曲が含まれます。
Op.20 (3曲) ソナチネ
Op.55 (6曲) ソナチネ
Op.59 (3曲) やさしいソナタ
Op.60 (3曲) やさしいソナタ
Op.88 (4曲) ソナチネ
クーラウのピアノ・ソナチネの中で最も有名なものはOp.20-1が挙げられます。それはソナチネ・アルバム第1巻の第1曲(最初に)編纂されていて、ピアノの先生がお弟子さんに渡す課題の最初の曲に相応しいからでしょう。Op.20-1はあとの2曲を比べてみてもその構造は簡潔で、テクニックも1番取っつきやすいということが思い当たります。
Op.20を我々はソナチネと言っていますが、クーラウはこの曲を出版社(ブライトコップフ&ヘルテル社)に送った時の手紙には小さいソナタ(Kleine Sonate) と言って、ソナチネ(Sonatine) という言葉は使っていません。
現今のピアニストにクーラウのソナチネをどの程度演奏したことがあるかを訊ねてみると、意外に少ないのです。全ての曲を弾いた人は殆どいないように思われます。
シューベルトの「菩提樹」を思わせるこの曲をご存知ですか?
そうです。
これはOp.88-4の第2楽章です。
しっとりとした味わいのある曲ですね。
この曲を知っているピアニストが意外に少ないのはソナチネ・アルバム(日本版)に載っていないからというのがその原因と思われます。
--- 以下略 --- |
聴き終わったら次の曲を聴いてみて下さい。<クリック>
Uploaded 2018.7.10