2022年1月7日「人魚の涙」第2巻が発刊されました。
管楽器の中でもフルーティストは幸いなことに楽譜資料に恵まれています。西洋音楽の中でフルートはもてはやされた楽器であり長い歴史を持つもので,大勢の作曲家がこの楽器のために良質の作品を残してくれています。さらに、フルーティストは欲張りで他の楽器に書かれた作品をフルートで吹くということを心がける人が多く見られます。フランクのヴァイオリン・ソナタやハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲などはその例として有名です。
これは作曲家に対して冒涜ではないかという考え方があります。しかし、編曲者は原曲以上の効果を上げよう、また違う世界を広げようという考え方で取り組むのだと思います。私もそんなことを考えながら編曲をしている内にすでにその数は百曲を優に越していました。そして内々の発表会や講習会などで使用している内にその噂がIFKSの理事の間に広まり、これをIFKS出版として世に広めたら、フルーティストたちに喜ばれるだろうという意見が出て、何回かの会議の末、その曲集の中にクーラウ関係の作品を含めることをプロジェクトの基本理念にしたらよいということで落ち着きました。(編曲者の言葉より)
第3巻は2022年1月31日までに発刊されます。
出版に関連して次の演奏会を行います。
2022年6月24日(金)杉並公会堂小ホール 19時開演
IFKS第34回定期演奏会
〜隠れた名曲(人魚の涙)・フルートの真珠たち〜
(曲集1〜3巻から出演者の選んだ曲を演奏します。)
出演、フルート:井清真弓、小野宏子、葛西よう子、河野洋子、鈴木千代、野原千代、米山典子
:ピアノ柴田菊子
音源は以下のページに掲載されています。
「読み物」の項目-【「人魚の涙」曲集の音源】
<クリック>
上段にフルートとピアノの演奏
下段にピアノ伴奏のみ
なお楽譜のご用命は「注文のページ」へ<クリック>
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