IFKS定期演奏会in福岡の報告(第25回)
~クーラウ・よみがえる幻のピアノソナタ〜

 2014年7月20日(日)、福岡の九州キリスト教会館で 〜クーラウ・よみがえる幻のピアノソナタ〜と題して行われた
第25回IFKS定期演奏会、レクチャーコンサートは無事に終了いたしました。福岡在住のIFKS会員、その他一般のお客様を迎え14:30から始まったコンサートは熱演のあまり17:00近くにまで及びました。終演予定は16:30でしたが、例の如くクーラウのことをしゃべり出すと止まらないレクチャの習性がここでも出来(しゅったい)してしまいました。
清水美保さん、岡直美さんの端正、且つ情熱的な演奏は聴衆を魅了し、クーラウの魅力を十分に発揮して下さいました。

 プログラムには初期から中期のソナタを中心とし、ソナチネに隠されてしまったソナタを「よみがえさせるべく」組まれました。クーラウのピアノソナタ生産の特異性(大曲から小曲への過程)などあまり知られていないこともあり、お客様の中ではメモを取る熱心な方もありました。

「よみがえる幻の-----」の「幻」には「現実には無いのだが、有るように見えるもの」と「現実には有るのだが、見るのが難しいもの」という2つの意味があります。今回の演奏会のテーマにある「幻の」は勿論後者の意味で使われたのですが、いずれ「あのソナタ」とか「例のソナタ」と呼ばれる日が来ることを祈りつつ-----

当日のレクチャーの内容は9月発行の会報に詳しく掲載する予定です。