8.ハイドン アンダンテ 交響曲第101番「時計」第2楽章
Joseph Haydn (1732-1809)オーストリアの古典派の大作曲家。ハイドンについて2巻、3巻の解説を参照のこと。ハイドンは交響曲の父と呼ばれる程、後の作曲家に交響曲の規範を示した。20歳代半ばから60歳代までの約40年間に106曲に数えられるほど多数の交響曲を作曲している。中には愛称を持つ作品が多数あるが、いずれもハイドンがつけたものではない。第101番「時計」は前年ウイーンで書き始めて、1794年ロンドンで書き終えた交響曲である。その第2楽章の冒頭の伴奏型が時計の「チクタク」を思わせるのでこの名称が付いたと言われる。
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