6.ボロディン 夜想曲 弦楽四重奏曲第2番・第3楽章
Borodin, Aleksandr (1833-1887) ロシアの作曲家、科学者。
ボロディンはバラキレフ、キュイ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフなどロシア五人組と言われるグループの作曲家の1人。本業は大学教授の肩書きを持つ科学者である。代表作にはオペラ『イーゴリ公』がある。ボロディンは2曲の弦楽四重奏曲を作曲したが、ロシアの19世紀を代表する室内楽の一つとされる。この第3楽章の夜想曲は叙情的な美しいメロディによっていろいろな編曲で単独でも演奏される。中間部の激しく上行するスケールや効果的なカノンを配し聴く者を飽きさせない。
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