9. シューマン 夕べの歌 作品85-12
Robert Schumann (1810-1856) ドイツ・ロマン派の作曲家。ベートーヴェンやシューベルトの後継者と見なされる。ピアノ曲、歌曲に評価が高い。ピアニスト志望だったシューマンの作品は23 までは全てピアノ曲である。シューマンのピアノ曲と認知される作品32 の「4 つの小品」以降のピアノ曲は作品68 「子供のためのアルバム」のような子供向き、教育的配慮のある作品が生み出された。この「夕べの歌」は1849 年に作曲されたピアノの連弾曲・作品85 の「小さな子供や大きな子供のための12 曲のピアノ作品」の12 曲目にあるものである。有名な「トロイメライ」と同様に、ヴァイオリンやチェロのための編曲も行われる曲となった。 |