4. ヘンゼルト 子守歌 作品45
Henselt, Adolph von(1814-1889)ドイツロマン派の作曲家、ピアニスト。 3 歳でヴァイオリン、5 歳でピアノを初め、ヴァイマールでフンメルに師事、1832 年ウイーンでゼヒターに作曲を師事すかたわら、演奏会ピアニストとして大成功を収める。1837 年ブレスラウに移り、翌年サンクト・ペテルブルクに移住しロシア宮廷ピアニストとなり、音楽教師として活動。一時期アントン・ルビンシュタインの下でサンクトペテルブルク音楽院の副院長を務める。1876 年貴族に列せられる。ロシアにおけるヘンゼルトのピアノ音楽の影響は大きく、フィールドから芽生えたロシアピアノ楽派の発展に寄与し、後のラフマニノフは高く評価している。30 歳代で作曲活動をやめてしまったと言われるが理由ははっきりしない。ショパンとの共通性を感じさせる作品がある。 |