11.シュポア　舟歌　作品135-1
Louis Spohr (1784-1859) ドイツの作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者。
幼少よりヴァイオリンの指導を受け、1799年にはブラウンシュヴァイクの宮廷の奏者となった。この時期若きクーラウのブラウンシュヴァイクの学生時代と重なるのだが、不思議なことにシュポアの自伝にはクーラウは登場しない。一方、クーラウのヴァイオリン・ソナタ作品33はシュポアに献呈されている。1822年よりカッセルの音楽監督となりその地で終焉を迎える。10曲の交響曲、18曲のヴァイオリン協奏曲、36曲の弦楽四重奏曲、9曲のオペラ、その他様々な室内楽はもとよりあらゆるジャンルの作品を残している。この｢舟歌｣は1848年に出版されたヴァイオリンとピアノの｢6曲のサロン曲｣の第1曲でポピュラーな作品として知られている。