Kuhlau to Uelzen

 クーラウの胸像が2016年5月20日、アメリカから日本に到着したことは皆様ご存知のことです。その日、以来胸像はIFKSの事務所の一隅に置かれクーラウ協会の活動を見守ってきました。昨年の2024年12月27日の事務所転居により、世界に一つしかない貴重な作品のふさわしい行場所を検討してきましたが、アドリアン氏の提言により、ボンのベートーヴェンハウスが候補に上がりました。ベートーヴェンとクーラウは 1829年にバーデンで会っています。ベートーヴェンはクーラウが尊敬した作曲家の一人です。ベートーヴェンハウスへの打診に対して、引き受けても良いが常時展示することは難しいという返事でした。クーラウに関連するイベントの際には展示することは考えられるとのことでした。そこで 私たちも考えました。倉庫で陽の光を待っているクーラウ像を想像すると気の毒でなりませんでした。そこで、最上な候補地、ユルツェン市に相談したところ、ユルツェン博物館で展示、保管したいという返事があり、ついに2025年6月13日にクーラウさんは日本からユルツェンに向かい飛び立ちました。これからクーラウの生誕した町で大事にしてもらえることは私たちにとり、大変嬉しいことです。クーラウコンクールの際はコンクール会場に展示していただくことも譲渡の条件になっています。 ユルツェン博物館の現在の責任者は私の知り合いの旧ユルツェン市の市長、Otto Lukat氏であることも安心材料です。


東京のIFKS事務所に到着した時、2016年5月20日
クーラウ胸像

 


この時は遠景に東京タワーが見えていました。右の写真で遠くに小さく光っているのが東京タワーです。


2025年6月13日, クーラウ胸像、ユルツェンに旅立つ


Update:2025.6.16