生者の国(The Land of the Living)
スティーヴン・ボーリシュ著
難波克彰:監修 2011年6月20日発行 推薦文(元デンマーク大使・岡田真樹)
デンマークの文化の黄金時代(1800〜1850年)と呼ばれる時期に活躍した文化人の一人に教育思想で有名なグルントヴィがいます。 グルントヴィの教育思想はデンマークのみならず諸外国にも大きな影響を与えました。勿論、日本もその例外ではありません。著者はデンマークのグルントヴィ・フォルケホイスコーレについて研究したアメリカ人です。原著は1991年に出版されたものですがその内容は現在でも多くの示唆に富むものです。IFKSはクーラウ研究が主体となっていてデンマーク文化黄金時代の音楽事情には詳しくなっていますが、本書によって別の視点から社会背景を知ることにもなります。どうぞお手にとってお読み下さい。(石原) |