DF 208, 2 Weapon Dances
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II VAABENDANSE F. Kuhlau |
2曲の武器の踊り F. クーラウ |
以上の言葉は楽譜の最初のページの上部に書かれています。これは「Nye Apollo」「新アポロ」という名称のLose社から出版された定期購読者用の刊行物です。いろいろな記事や楽譜が出ています。第2年期 / 第1巻(1816年)の4〜5ページに掲載されたものです。
Land Cadetternes Examen : ランドカデットの試験
デンマークには士官養成学校(1713ー1861)があり、1803年からLandkadetakademie(ランドカデット・アカデミー)が設立されました。ここで8歳(!!!)から19歳を上限として兵学、乗馬術などの訓練が行われました。この学校の試験の際にこの曲が演奏されたのです。
「武器の踊り」に関していずれ詳しいことは追記します。
その種の踊りを見たことはないし、音楽も聴いたことがないTossy氏はどのように演奏してたらよいか頭を抱えていましたが、2曲とも速い曲なので多分勇ましい音楽だろうということで、今回はポップピアノを使用したとのことです。
クーラウは1813年に宮廷楽師となりましたが、無給でした。無給と言っても仕事をすればそれに対する報酬はその都度支払われました。1818年になってやっと有給になったことは皆様ご存知のことと思います。(宮廷でのピアノ演奏あるいは宗教上の機会音楽、それがなければ劇場音楽を1曲提出の条件)。この曲は無給時代のものです。この曲に対して報酬があったかどうかは詳らかではありません。どんな気持ちでクーラウがこの曲を作曲したのか聞いてみたいですね。
Uploaded 24. 2. 2016
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