DF 206 Coronation march I & II
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楽譜はブスク氏に送ってもらった初版コピー楽譜からスキャンして使用しています。
この曲はクーラウの宮廷楽師の作曲条件として義務づけられていた機会音楽の一つです。1815年7月30日、デンマーク国王フレデリック6世の戴冠式が行われました。その時に軍楽隊によって演奏されたものです。軍楽隊のパート譜(28パート)は印刷されているもので現在、王立図書館にあり、1曲目にクーラウ自筆の指示が書かれているということです。この曲はそれを元にしてクーラウがピアノ用に書き直し、Lose社から1815年に出版されたものです。
componered i Anledning af Hans Majestæts KONG FREDERIK VI. Kroning i Fredriksborg ----- udsadt for Pianoforte af F. KUHLAU No.I Kiöbenhavn hos C.C. Lose |
2曲目のタイトルページのデンマーク語は省略、No.のあとにIIが書き込まれているだけで同じものです。 |
「国王フレデリック6世陛下のフレデリック城における戴冠式の 際に作曲された行進曲。F. クーラウによってピアノフォルテ用に編曲。第1番。コペンハーゲンのローセ社版」
No.のあとは空白になっていて、手書きでIとIIを書き込めるようになっています。1番と2番の2曲が儀式のどの場面で演奏されたかは詳らかではありませんが、同日に2曲とも演奏されたと想像されます。
MP3の演奏は途中の繰り返し記号省略していますが、ダ・カーポはしてFineで終わっています。
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Uploaded 23. 2. 2016
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