IFKS第21回定期演奏会のお知らせ・検証!『クーラウのフルート二重奏、三重奏、四重奏』前編・後編の二回に分けて開催

IFKS第20回定期演奏会
検証!『クーラウのフルート二重奏、三重奏、四重奏』前編(2011年5月22日)終了
日時:2011年5月22日(日)
開場:18:15
開演:18:30
場所:アトリエ・ムジカ (画面下の地図参照)

IFKS第21回定期演奏会
検証!『クーラウのフルート二重奏、三重奏、四重奏』後編 (2011年10月15日)
日時:2011年10月15日(土)
開場:18:15
開演:18:30
場所:アトリエ・ムジカ (画面下の地図参照)

入場料:IFKS会員:2,500円 一般:3,000円
チケット取り扱い:IFKS事務所 電話:03-5770-5220 ファックス:03-5770-5221 メール:ifks@kuhlau.gr.jp
要:予約(電話、ファックス、メール)

主催:インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会

 


 当日配布するプログラムにはクーラウのアンサンブル曲の全てを網羅したテーマティッシュ・カタログが掲載されています。当日のお客様のみの配布ですのでご予約をしてください。なお休憩時間にはソフトドリンクのサービスがあります。

曲名
前編演奏曲目(赤字)それ以外は後編で

二重奏曲

Op.10a
Op.39

Op.80
Op.81
Op.87
Op.102

三重奏曲

Op.13
Op.86
Op.90

四重奏曲

Op.103

その他

Op.119
Op.51-1bis
Op.51-3bis

  前編の取りこぼし:Op.10a-2-1

出演
お話し:石原利矩
フルート:河野洋子、佐藤晶子、鈴木千代、米山典子
ピアノ:塩入加奈子


 

東京都渋谷区代々木1-58-11
中沢ビル地下1階
03-5350-2250
http://home.att.ne.jp/kiwi/musica/sub4.htm
JR代々木駅北口 徒歩3分
大江戸線代々木駅 徒歩3分
新宿駅南口 徒歩5分
小田急線南新宿駅 徒歩4分


前編の報告
 午前中の晴れていた青空が夕方になって一変し突然の豪雨が襲いました。又クーラウのうれし涙かと思われましたが演奏会前には小雨となりました。今回は予約制で行いました。あまり広くない会場でしたが殆どの席が埋まりました。クーラウのフルートアンサンブル曲は30曲あります。二重奏18曲、三重奏7曲、四重奏1曲、2本のフルートとピアノのトリオが1曲、フルートと弦楽器の五重奏が3曲です。五重奏曲を抜かしてその他の曲を数えると80楽章あります。これを全部紹介するとなるとお客様の終電に間に合わなくなってしまいます。終電どころか始発を考慮しなければなりません。何故なら全曲の演奏時間を集計すると7時間48分(パソコン上の計測なのでかなり独断的な数値です)かかるということが分かりました。当初は曲を短くすれば全曲を紹介できると考えましたが、あまりにも目まぐるしいコンサートになるということがはっきりしてきました。全てを省略形にするとお客様が満足感を得られない。解説者としては演奏会前から時間との戦いが行われました。その結果、演奏会の二週間前に2回に分けることが決定されました。クーラウのフルートアンサンブルを全曲聴いた人は恐らくそうざらにはおられまいと考え、短くても良いからとにかく全曲演奏することをこの演奏会の一つの目的としていました。こうして再度新たなるタイムスケジュールが出来上がりました。開演も時計を見て18:30きっかりに始めました。とにかくホールを21時に退出しなければならないという条件がありました。お客様には私のタイムスケジュールの終演時間が20:48になっている事はお伝えしませんでした。----私の冒頭の挨拶及び導入の話は新たなタイムスケジュール上は7分でした。しかし、しかし、あ〜しかし、---話し終わって時計を見ると18;45となっていました。15分も話した事になります。その結果どうなったかは当日のお客さまと関係者のみの知ることとなりました。内容は----5人の美女たちの素晴らしい演奏が続き、途中で切らなければならないのが苦痛でした。それでも半分の40楽章(実は時間を気にして急いでいた私は一つの楽章を飛ばしていたのでした。ですから39楽章となります。飛ばしたものは後編で演奏します。)は演奏できました。今回の演奏会をしてみて、クーラウがフルート曲を沢山作ったことを改めて実感しました。一体クーラウはどのくらいフルート曲を残したのでしょう。出版譜のフルート曲(ピアノ伴奏を含む)を合算してみるとなんと1206ページありました。レクチャーでは、これほど沢山作曲した理由は当時の慈悲深いデンマークの王様、フレゼリク六世のおかげだという説明をいたしました。今回のプログラムは出席者の数だけしか作製しませんでした。テーマティッシュ・カタログは保存版として貴重なものとなると思います。ここではクーラウの音楽について述べることがおろそかになっていますが、とにかく丸一日クーラウの音楽に浸れたことは幸せなことでした。(石原:記)