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IFKS第5回定期演奏会

プログラムノート

 クーラウのフルート曲の最初の二重奏、作品Op.10aの3曲について
 1812年11月21日、B&H社宛の手紙に「フルートの二重奏曲を出版する意向があるか」と訊ねています。そしておそらく出版の承諾を受けとったのでしょう。1813年3月4日の手紙には「この曲を送った」と書いています。今回のプログラムの中では作曲年代が一番早いものです。
 この時代のフルートの二重奏曲でクーラウのこの曲ほど充実した作品は他に見あたりません。ベートーヴェンの若いときのフルートデュエットと比べてみると、如何にクーラウがフルートに精通していたかが分かります。この作品でクーラウはフルート曲作曲家としてデビューした、といっても過言ではないでしょう。後に出版社からフルート作品の注文の依頼を促した作品です。現在でもクーラウのフルート曲で最も売れている曲(ムラマツ楽器販売株式会社・調べ)となっています。間もなく、世界初スコア付きの楽譜が発刊されます。(クーラウ全集, IFKS 004)

 


Op.10a-1 Duo e-moll


第1楽章

楽譜以下省略

第2楽章

楽譜以下省略

第3楽章

楽譜以下省略




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